「また値上げ?」そんな声が上がるのも無理はない。ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2026年3月27日、PS5シリーズとPlayStation Portalの希望小売価格を4月2日から改定すると発表した。日本では最大1万8000円の値上がりとなり、2024年に続く2度目の値上げとなる。そして今、ゲーム業界のアナリストたちが口をそろえて指摘するのが「次世代機PS6は1000ドル、日本では20万円超えになりうる」という衝撃的なシナリオだ。
今回の値上げ幅|新価格一覧
4月2日から適用される日本の新価格(税込)は以下のとおり。
PS5:9万7,980円(従来比+1万8,000円) PS5 デジタル・エディション:8万9,980円(従来比+1万7,000円) PS5 Pro:13万7,980円(従来比+1万8,000円) PlayStation Portal リモートプレーヤー:3万9,980円
なお「PS5 デジタル・エディション 日本語専用」は5万5,000円のまま据え置きとなる。ゲームソフトやアクセサリーの価格改定については今回の発表に含まれていない。
海外での新価格
米国:PS5が649.99ドル、デジタル・エディションが599.99ドル、Proが899.99ドル、Portalが249.99ドル。 英国:PS5が569.99ポンド、デジタル・エディションが519.99ポンド、Proが789.99ポンド、Portalが219.99ポンド。 欧州:PS5が649.99ユーロ、デジタル・エディションが599.99ユーロ、Proが899.99ユーロ、Portalが249.99ユーロ。
なぜ値上げするのか
SIEは「世界的な厳しい経済環境の変化が長期化している」ことを理由に挙げ、「高品質なゲーム体験を提供し続けるために必要な判断」と説明する。
背景にあるのは複合的なコスト上昇だ。プロセッサーなど部材価格は下がらず、製造・物流コストは上昇し続けている。さらにDRAMとNANDのコストは2026年初頭から現在にかけて80〜90%上昇しているという指摘もある。加えて、円安が追い打ちをかけている。2020年には1ドル105〜110円前後だったものが、現在は160円前後と約4割も円の価値が下落している。
あるゲーム業界アナリストは「今回の値上げは予想していたよりも大きい」と語っており、米トランプ政権による相互関税の影響も価格上昇の一因として指摘されている。
ソニーの戦略|「先に大きく上げてセールで割引く」
業界コンサルタントの分析によれば、ソニーは「小刻みに何度も値上げするのではなく、2026年初めに大幅値上げを一度に行う」戦略を選んだとみられる。
これはソニーが繰り返してきたパターンとも一致する。通常は高めの価格で利益率を確保しておき、夏・年末商戦などのセールで割安感を演出するというやり方だ。今回の値上げも「最悪のシナリオが現実とならなかった場合に備えて、値下げの余地を残しながら価格上昇要因を先読みして織り込んでいる」との見方もある。
PS6は1000ドル、日本では20万円超えになるのか
今回の値上げが業界に与える最大の示唆は、次世代機PS6の価格予測だ。
複数のアナリストが「次世代コンソールが1000ドルになる世界へと急速に近づいている」と警告している。「次世代コンソールの価格は現行世代の発売時より50%高い水準からスタートする」という予測もあり、「PS6の少なくとも1モデルが999ドルになる可能性は否定できない」との声も出ている。
米国価格で計算すれば、PS5発売時の約500ドルから50%増しで750ドル前後。現行PS5から100ドル増し程度に収まる計算だ。
問題は日本円換算だ。2020年時点の1ドル=105〜110円で計算すれば750ドルは約8万円。しかし現在の1ドル=160円前後で換算すると約12万円になる。さらに円安が進行すれば、日本でのPS6は15万〜20万円超えというシナリオも現実味を帯びてくる。
あるアナリストは「コンソールゲームは贅沢な支出になっていく」と語る一方、「ハードウェアは補助(赤字覚悟で安く抑える)して、収益の重心はゲームソフト販売に置くビジネスモデルが崩れつつある」とも指摘している。
日本語専用モデルだけ据え置きの意味
今回、「PS5 デジタル・エディション 日本語専用」のみが5万5,000円で据え置きとなった。日本市場でのPS5普及が芳しくない現状を踏まえ、国内向けに価格競争力を維持しようとするSIEの姿勢が見える。
ただし、円安が続く限りこの据え置きがいつまで続くかは不透明だ。PS6世代では同様の対応が取られる保証はない。
今が最後の「旧価格」チャンスかもしれない
4月2日以降、PS5の新価格が正式に適用される。旧価格での購入を考えているなら、在庫の有無を今すぐ確認しておきたい。新品・中古ともに在庫を幅広く取り扱う
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